16歳の少女Sarah Flanneryの暗号は日本では,『16歳のセアラが挑んだ世界最強の暗号』,日本放送出版協会で話題になりました。 しかし,残念ながらこの本ではその暗号の具体像については書いてありません。ここでは,その暗号の仕組みを,セアラの論文
Cryptography An Investigation of a New Algorithm vs. the RSA(1999)
(暗号学:新アルゴリズムとRSAとの対比の研究)
から解説します。数式を多く使いますので,pdf文書にしました。ここにあります。多少数学の知識を仮定しています。